続き物小説

Novels

ここに置いてあるものは、続き物小説です。

  • 流血表現、残虐表現などを含みますので、苦手な方はお戻りくださいませ。
  • 上が一番最新となっております。新規ウィンドウが開きますので、読み終えたら閉じてくださいませ。

  • [ オンマウスで謎のコメント ]

      仰ぐ月に紅を映して
      [ある朝、少女は首筋に二つの痕を見つける。その後少女は、一人の男と出会って、一つの選択をする。――彼女が望むのは、誰も知らない自分]

      ふたつの赤い痕
      ……色褪せた日々と、色褪せることない記憶。

      夜の訪問者
      ……現実から目を背けて、幻想の中へと飛び込もう。

      人ならざる者
      ……何に生まれたとしても、ただ生きるだけ。

      分かれ道
      ……赤が示すのは、長い長い夜の旅。

      選択した夜
      ……痛みの中でまどろんで、目の前には夜が広がる。

      さようならを、わたしと貴方に……ここではない何処かへと、誰も知らないわたしのまま、あなたと二人。



      手を伸ばしたのなら〜connected heart
      [捨てられた少女と、喋れない青年が出会った。独りと独りが出会って二人になって、共に生活をしていく……そんな一年間のお話]

      出会いの雪暮れ
      ……雪の日の、小さな奇跡。伸ばした手に触れたから。

      氷雨の冬の日
      ……二人でいれば、寒さなんてへっちゃら。

      桜吹雪の白昼夢
      ……桜吹雪に映るのは、いつかの思い出。忘れずに、抱きしめて。

      熱うかされた春の日
      ……熱くとも、恋しくなるのは誰かのぬくもり。

      夜を照らす灯火の花
      ……一瞬の輝きだけれど、ずっと焼きついて離れない。眩しくて、綺麗。

      寂寥を抱く夏の日
      ……悪意をもつ言葉は鋭く突き刺さる。その傷口は、癒えることなく。

      氷を溶かす朧月夜……変わることを恐れなければ、道はどこへでも続く。柔らかな光に照らされて。

      散り急ぐ秋の日
      ……枯れた葉が散るの寂しい。終わりがきてしまうのも、悲しい。

      涙零れた冬の日
      ……ひとりきり、夜の中で静かに目を閉じる。泣いてくれる人がいるのなら、独りじゃない。

      旅立ちの春の日
      ……花びらに乗って、巡れこの想い。優しい微笑みは、今も胸の中で煌いて。 光に向かって歩いていこう。